「療育手帳って何?」という方のために、簡単にご説明します。
「療育手帳」とは、知的障害児が各種の援助を受けやすくすることを目的としており、さまざまなサービスや割引・給付が受けられます。また、教育を受けたり就労するにあたり配慮や支援を受けやすくなります。
療育手帳の制度は自治体によって違います
療育手帳は法律ではなくガイドラインに基づいた制度のため、都道府県・政令指定都市ごと制定されています。各自治体で制度が異なるため、お住まいの自治体の福祉担当窓口にお問い合わせください。
@療育手帳交付申請書
A顔写真
B印鑑
@市区町村の障害福祉担当窓口または児童相談所で療育手帳取得の申請を行い、障害の程度の判定の予約を申し込む。 |
A心理判定員・小児科医による面接・聞き取りが行われる。 |
B判定結果に基づき精神保健福祉センターで審査が行われ、区分が決定される。 |
C手帳が交付される。 |
※お住まいの自治体の手続きの仕方については、福祉担当窓口に問い合わせるか、自治体ホームページをご確認ください。
保育園への入園
自治体によっては、保護者自身が療育手帳を持っている場合や、療育手帳を持っていて介護が必要な家族がいる場合に優先順位が高くなり、入園しやすくなります。
特別支援学校への入学
特別支援学校への入学を希望する場合、出願の際に障害の程度を証明するものとして、療育手帳の写しの提出が必要になる場合があります。
療育手帳は、将来のためにも大きな役割を果たします。それは就労の際の様々な制度・支援が受けられるということです。療育手帳の所持者は、特定求職者雇用開発助成金や障害者トライアル奨励金、障害者雇用奨励金などの支給対象障害者となったり、障害者雇用枠での就職ができるなど、障害者向けの雇用制度の対象となるため、就労の可能性が広がります。
公共交通機関の割引 |
【JR等鉄道運賃の割引、減免】
【航空運賃の割引】
【バス、タクシー運賃の割引など】 |
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障害者医療費の助成 | 療育手帳の区分によっては、障害者医療費の助成制度の対象となる場合があります。障害者医療費の助成制度とは、重度障害者の方が医療機関等で診療を受けた際の医療費の一部を助成するものです。 |
種料金の割引・減免 |
【NHK放送】
【有料道路通行料金の割引】
【携帯電話の割引】 |
各種施設のサービス・割引 |
【レジャー・スポーツ施設】
【美術館・博物館・動物園など】
【映画館】
【駐車場】 |