指導内容のご紹介
本事業所では国内では数か所でしか受けることのできない「こどもに対する認知神経リハビリテーション」を実施導入しており、イタリアで研修したセラピストの監修下で個別課題を作成しています。困難な生活動作を繰り返し練習するのではなく、原因となっている脳の情報処理システムにアプローチする指導を各職種のセラピストが考え、お子様が意欲的に取り組める方法で支援しています。
お子様の成長において、バランスや身体の協調性・認知能力は運動スキルに密接に関わります。個々の成長段階に応じた運動機能の向上を図り、日常生活動作の自立や身体の基礎的な能力の向上をサポートします。
手先の器用さ(箸動作・書字動作)の獲得・向上や、感覚情報(視覚、聴覚、触覚、運動感覚など)の統合、感覚過敏・感覚鈍麻に対してのアプローチなどを行い、子どもたちが日常生活を円滑に送るためのサポートを行います。
お子様の中には社会的な場面での適切な反応や、他者との関係性を築くことに苦手さがある場合があります。STは社会的なコミュニケーションスキルや感情認識能力の訓練を行います。また、学習面で言語理解や表現能力に困り感がある子どもに対して、言葉の理解や言葉の使い方等についての課題を行い、子どもたちが日常生活や学習に必要とする認知能力を向上させるサポートを行います。
運動機能、認知機能、社会的スキル、感覚統合の状態等に関して、専門的評価をもとに、個々の子どもの状態や目標に合わせた適切な課題を組み立て、成長のサポートを行なっています。また、発達の進行状況に応じて、定期的な評価を行い、必要に応じて支援内容の見直しを行います。